職場で信頼される人・信頼されない人とは?特徴や信頼を損ねる「NGワード10選」を紹介

チームワークを築くうえで大切な信頼関係。信頼できる人がいる職場とそうでない職場は、社員の満足度が異なるだけでなくチームの生産性にも影響を与えます。今回は、信頼される人の特徴や信頼関係に役立つ雑学を届けるとともに、信頼されない人が口にする「NGワード10選」も紹介。言葉遣いを意識すると、相手に与える印象も変わります!

 

信頼される人とは

信頼される人にはどんな特徴があるのでしょうか。人材採用・入社後活躍サービスを提供するエン・ジャパン株式会社が、自社サイトを利用しているユーザーを対象に行なったアンケートから、信頼される人の特徴トップ10を紹介します。(アンケートの詳細:338名が回答。複数回答可。順位は30・40・50代の合計回答数の割合)

1位 腹をわって話せる(50%)

2位 責任感がある(48%)

3位 専門的な知識がある(44%)

4位 約束・スケジュールを必ず守る(33%)

5位 報告・連絡・相談をしっかりする(34%)

6位 失敗を隠さない・ごまかさない(32%)

〃  ビジネスマナーをわきまえている(32%)

〃  何事にも正直である(32%)

9位 周囲からの信頼が厚い(31%)

10位 説明がうまい・話がわかりやすい(28%)

〃  仕事における成果物のデキがいい(28%)

30代、40代、50代のどの年代においても、約半数の人が信頼できる人の特徴として支持したのが「腹をわって話せる」「責任感がある」「専門的な知識がある」といった項目でした。この結果から、コミュニケーションとプロフェッショナル性に重きが置かれていることがわかります。

また、年代別で傾向が異なるようです。30代では、10位の「説明がうまい・話がわかりやすい」で46%のポイントを挙げており、トップ10以外の「決断力がある」で38%、「仕事が速い」で41%という結果が出ています。30代はほかの年代に比べ、業務におけるスキルの高さやスマートさを求めていると言えるでしょう。

40代は概ね上記の順位にならっていますが、50代ではトップ10以外の「きちんと挨拶をする」で34%、「嘘をつかない」で36%というポイントを挙げており、ほかの年代と比べ、人間関係における基本的なマナーを大切にしている傾向があるということが分かりました。

 

信頼関係に役立つ雑学

ここで少し、信頼関係を築く際に役立つ雑学を紹介しましょう。コミュニケーションのヒントになるので、ぜひ参考にしてくださいね。

人間には「信じたい欲求」がある

人類の歴史上、信じることが生存に有益であったことから、現代を生きる私たちにも「人を信じたい欲求」が備わっています。狩猟採集生活だった時代、人々は生命を維持するために集団をつくり、経験や知恵を持ち寄ってリスクを回避してきました。そこで必要とされたのが「他者を信じる心」だったのです。

このように、どんな人にも根本には信じたい欲求があることを理解しておくと、コミュニケーションもスムーズに取ることができるでしょう。

自分も人を頼ること

意外に見落としがちなのが、自分も人に頼れること。あなたの周りにいる信頼されている人は、自然と人に頼ることができているのではないでしょうか。

困ったとき、上司や同僚には遠慮なく相談して力を貸してもらいましょう。部下に対しては、頼ることは「仕事を任せる」ことを意味します。仕事を任せられた部下はさらなる成長が期待できるため、マネジメントの側面からも積極的に頼っていきたいものです。信頼関係は相互作用で成り立つことを心に留めておきましょう。

まずは接触せよ。「ザイアンスの法則」

ザイアンスの法則とは「人は、面識のない人に対しては攻撃的な態度をとるが、接触回数の多い人には親しみを感じ、さらに人間的な一面が垣間見えると感情が深まり相手に好意を持つようになる」という心理法則です。アメリカの心理学者であるロバート・ザイアンスが提唱しました。

好意と信頼はイコールではありませんが、人間関係を育むという点に関しては共通しています。ザイアンスの法則にのっとって、まずは積極的に話しかけてみましょう。次第に話題が膨らんで豊かなコミュニケーションへと発展することでしょう。

 

信頼されない人とは

それでは、信頼されない人とはどういった人物なのでしょうか。簡単にいうと、信頼される人の特徴とは反対の性質を持った人物……例えば「腹をわって話せない」「責任感がない」「専門的知識を持っていない」「報告・連絡・相談がしっかりできない」といった人物だと言えます。

そして、信頼されにくい人にはいくつか共通した「口癖」があります。以下にNGワードを表記しますので、チェックして見てください。

そのひと言が信頼を損ねる!「NGワード10選」

  1. 「でもさ」「そうじゃなくて」「それは無理でしょ」
    開口一番にこれらの言葉をよく使う人は、自己中心的な考えを持っている場合が多いでしょう。また、部下がこのような言葉を使うときは、何らかストレスを抱えているサインでもあるため注意が必要です。
     
  2. 「◯◯(部下)が使えなくて困っている」
    心無い口調でこのようなセリフを言う上司は信頼しづらいでしょう。自分のマネジメント不足を理解して解決策を導き出せる人は、こういったセリフを言わないものです。
     
  3. 「何度も言わせないでくれ」
     
  4. 「なんで相談しなかったんだ」
    3.4は、部下が失敗したとき、部下への理解が足りず、さらに信頼関係が築けていないときに言いがちなワードです。
     
  5. 「オフレコなんだけど」
    ここだけの話をよくする人は秘密を守れない人でもあります。そういう人に本音の相談はできないものです。
     
  6. 「昨日寝てなくてさ」
    うれしそうに忙しさをアピールする人にも注意が必要です。信頼できる人は、時間の使い方も上手な場合が多いです。
     
  7. 「やろうと思えばできる」
    安易にこの言葉を使う人は、努力が足りない結果、自分の限界や特性を理解していないことがしばしばあります。
     
  8. 「時間がないからできません」
    できない理由ではなく、できることを考えて伝えられる人は解決力のある人です。そういう人は頼りになりますよね。
     
  9. 「社内で決まっていることだから」
    なぜそう決まっているのかを説明できない人(とくに上司)は、仕事に対して受け身であることが多いため頼りにしづらいでしょう。
     
  10. (急に)「今日は行けなくなりました」
    いわゆるドタキャンです。キャンセルに至らなくても集合時間に間に合わない人も同様です。大小に関わらず決めごとを守れない人には、大事な仕事は任せられないものです。

もしもこの中に無意識に口にしている言葉があった場合は、考慮したうえで発言するようにしましょう。言葉が変わると態度や思考も変わってくるものです。

 

まとめ

信頼される人の特徴はビジネスパーソンとして当然な事柄が多く、それは逆に言うと、当たり前のことを日々行うことの難しさを教えてくれています。それと同時に、何気ない発言や行動が、実は信頼を損なう一因となっていることも理解する必要があります。信頼関係は日々の積み重ね、原点回帰の気持ちで人と接してみると、新しいことが見つかるでしょう。

 

参考:

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