人材獲得戦国時代!優秀な人材を確保・維持する4つの方法とは?

SAP Concur Japan |

近年、優秀な人材を確保・維持するために、企業はより積極的な取り組みを実施し、ポジティブな職場体験を提供する必要があります。

SAP ConcurがForrester Consulting社に委託して行った2019年の調査では、ネガティブな従業員体験の代償は高く、生産性は38%減少、離職率は36%増加することが明らかになっています。多くの企業、中でも少人数で日々の業務を回している企業にとって、これらの影響は深刻です。

採用競争が激しさを増す中、消費者はクラウドベースのアプリケーションを仕事や私生活などで積極的に取り入れ、シンプルでパーソナライズされた体験を日々の生活で活用しています。この流れを利用して、企業はテクノロジーで人材確保のための競争力を高めることができます。 日常業務を簡素化する使いやすいツールを従業員に提供することで、優秀な従業員の確保・維持が可能となります。

適切なツールやテクノロジーを適切に選べば、業務効率の改善だけでなく従業員が前向きに働くポジティブな職場環境を作ることができます。 では、適切なツールやテクノロジーはどのように選べば良いのでしょうか? ここでは、従業員が望む職場環境を作る適切なソリューションの選び方のヒントを紹介します。 

①煩雑で反復的な作業の自動化

データを手動で入力するなど、煩雑で反復的な作業は、従業員の生産性に深刻な悪影響をもたらします。Forresterによると、優れた従業員体験を実現するには、出張、経費、請求書管理システムなど従業員が日常的に使用するツールから見直すことが不可欠です。

実際、従業員の35%は、出張や経費精算・管理システムや請求書などの書類の管理やその他の書類の提出に費やす時間が多すぎると回答しています。使い勝手の良い経費精算・管理システムや請求書管理の自動化ツールの導入に注力すれば、従業員体験の向上につながります。 

➁モバイルツールを活用し、テレワーク業務を効率化

テレワークが広がり、従来のオフィス環境とは異なる環境で働く従業員が増えています。モバイルテクノロジーを活用すれば、従業員がリモート環境、または移動中などテレワークで作業をすることが可能となります。企業が、多くの業務を一つのシステムやアプリで完了させられるモバイル対応ソリューションを選ぶ必要があります。これによりテレワークにおいても、効率と秩序を維持しながら仕事を進めることができます。 

③従業員が使い慣れているツールの導入

従業員はすでにコミュニケーションアプリなどを活用して多くの業務を行っています。より多くの作業を可能にするためのアドオン機能の導入を検討しましょう。例えば、Slackは一般的なエンタープライズツールと統合が可能なため、従業員はSlack内でファイルを共有したり、ミーティングを設定したり、出張の予約をすることができます。 

④使いやすさを重視したツールの導入

従業員の多くは、個人で使用しているアプリと同様の使い勝手の良さを社内テクノロジーに求めています。個人向けツールを参考にしたり、またはそれらのツールの「ビジネス版」を検討するのも良いでしょう。従業員が慣れ親しんだ使い勝手を担保するソリューションを導入することで、従業員の満足度は高まります。

上記4つのヒントを参考に、企業は、生産性が高く優秀な従業員を育成するポジティブな職場環境を作り、長期的な成功につなげることができます。