Fusion Exchange TokyoにConcur Labsが登場。イノベーションの新境地について語る

SAP Concur Japan |

By: リチャード パケット, Senior Development Manager, Concur Labs and クリストファー トルドー, Senior Developer, Concur Labs

9月26日に開催されたFusion Exchange Tokyoに登壇の機会をいただき、Concur LabsからVRやRPAなどの最新テクノロジーを使ったデモをお見せしました。このイベントは約2000人の来場者と40ものパートナー企業が参画した、大変すばらしいイベントでした。最も成長の早い日本市場において、多くのお客様やパートナーの皆様とお会いし、日本でのイノベーティブな技術にも触れることができ、大変光栄に思っています。参加者は改正電子帳簿保存法、e文書対応の機能や、AIを使った生産性向上など、コンカーを通じて得られるROIや働き方改革の推進について、熱く語っていたのを覚えています。

また、Fusion Exchange Tokyoの基調講演にも時間をいただき、Concur Labsについてお話しました。Concur LabsはTravel & Expenseの将来像について模索し、その将来に役立つであろう新しいテクノロジーを常に研究し続けています。私たちの最近のイニシアティブはコネクティッドカー、音声ベースの会話インターフェース、IoT統合、機械学習、そしてバーチャルリアリティです。私たちのアプローチは社内はもちろん、企業の枠を飛び越えてコラボレーションすることです。例えば、以下のようなことに取り組んでいます。

  • バーチャルリアリティが、企業の安全配慮義務を遵守しながら、どうやって企業の出張とセキュリティ担当者を支援するかを研究。
  • コンカーのモバイルチームと連携し、「プロジェクトARC」というプロトタイプを制作。ARCとは「Accessible Receipt Capture(利用が容易な領収書のキャプチャ)」の略で、視力に障害を持つ方が、私たちのモバイルアプリを使って、簡単に領収書の撮影、読取、そして経費精算をすることを可能に。(詳細はビデオをご覧ください)
  • 今年の年初に最初のConcur for Slack botを発表、コンカーの利用者にbotがどんなサービスを提供できるかを研究。また、東京ではSlackが日本語対応したことも発表。

私たちが学んできた最新トレンドをもとに、日本でどう展開すればよいのかを考えました。Concur LabsとConcur Japanは新しいインターフェースについて協業し、知識を共有し、そして新しいイノベーションアイディアについて意見を交換してきました。そして、Concur LabsとConcur Japanは来年東京で「Concur Labs Protohack」開催するための準備を始めています。

ハッカソンは自分自身の思考に対するチャレンジであり、新しいアイディアやパートナー連携を模索するチャンスでもあります。今までアメリカ、ヨーロッパ諸国で開催し、素晴らしい結果が出ています。プロトハックでは、参加者に新しいプロトタイプをデザインしてもらい、自分の頭の中にあるアイディアを探ってもらいます。もしくは、全く違う観点で課題を指摘するのもいいでしょう。そして大きな特徴は、コーディングは不要ということです。Concur Japanには非常に豊富な知識と発明の才があります。東京でのプロトハックの開催を心待ちにしています。

Travel & Expenseの分野にとって、今まさにワクワクする時が来ていると感じています。機械学習、ボット、バーチャルリアリティなどの技術における大きな前進は、お客様の代わりにコンカーが出来ることを更に増やしてくれます。そして、世界中のコンカーメンバーと一緒に協力することで、次世代の機能やサービスを創り上げ、Travel & Expenseにおける私たちの考え方を再定義してくれると確信しています。

セキュリティ担当者を支援するVRデモを試すイベント参加者

緊急告知:Concur Fusion Exchange、名古屋開催決定!

日東電工様、クラレ様の事例講演のほか、電子帳簿保存法に関するセッションなど、充実したコンテンツを半日に凝縮しています。
中部エリアの皆様のご来場を心よりお待ちしております。