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シゴトナカマビジネスプレゼン懇親会 ~AI活用による提案の進化~
12月16日、パートナー企業各社とともに 「AI活用による提案の進化」 をテーマとした懇親会・登壇セッションを開催しました。前半はコンカー自ら実施している、生成AIを活用した業務変革を全社で推進する「xAI(カケアイ)」プロジェクトをパートナー企業向けに説明し、後半はパートナー企業3社が 「現場で価値を生むAI」 を具体的なプロジェクトやユースケースで共有しました。この記事では当日の発表ポイントと「明日から使える示唆」を凝縮してお届けします。
※前回のシゴトナカマビジネスプレゼン記事はこちら:12月9日「AI」をテーマにパートナー様向けイベント「”シゴトナカマビジネス”プレゼン」を開催
■当日の開催スケジュール
開催日時:2025年12月16日
15:00~15:10 ご挨拶、シゴトナカマ概要、趣旨説明
登壇者:株式会社コンカー 松下 はる菜、長田 豊之
15:10~15:40 コンカーのAIの取り組み ~AIと人の共創で働き方を再設計する~
登壇者:株式会社コンカー 遠藤 智範
15:40~16:00 パートナー企業が語る AI活用のリアル
登壇者:株式会社 リベルタス・アドバイザリー 野口 倫洋様、株式会社コンカー 川端 大喜
16:00~16:20 AI統合型経営支援 ~AI x ERPが描く新しい経営~
登壇者:株式会社Anfini 村木 翔様、株式会社コンカー 安武 佳音
16:20~16:40 AIが変える、NTTデータの業務変革最前線
登壇者:株式会社NTTデータ 小笠原 学 様、株式会社コンカー 足立 安希夫
コンカーが実践する“シゴトナカマ”とは?
コンカーは、世界で1億人以上が利用し、日本国内においても11年連続でトップシェア*を誇る出張・経費管理クラウドサービスを提供しています。
これまで日本市場の開拓にあたり、多くのパートナー企業の皆さまにご支援・ご協力をいただき、現在の実績を築くことができました。
コンカーのパートナー企業の特徴は、一般的なソリューションベンダーとは異なり、多種多様な業種・業界の企業が参画していることです。キャッシュレス化を推進するカード会社様、出張業務を効率化するトラベル会社様、導入支援やシステム連携を担うSIer様、さらには企業の経営課題を専門知識で解決するコンサルティングファーム様など、その領域は多岐にわたります。
こうした異業種・異業界のパートナー企業の皆さまが、「コンカー」という共通テーマのもとに集い、経費精算だけに留まらない幅広いテーマで学び合い、懇親し、まるで“仕事仲間”のように交流できる場――
それが、コンカーが提供するコミュニティキャピタル 「シゴトナカマ」 です。
パートナー企業様同士の「緩いつながり」を生み出し、そこから新たな価値やイノベーションを共創していく。「シゴトナカマ」は、その実現を目指すコミュニティとして、今後もその輪を広げてまいります。
株式会社コンカー― 社内タスクフォース「カケアイ」が示す“AI×人”の働き方再設計

遠藤がリーダーを務めるタスクフォース「×AI(カケアイ)」は、文化醸成・人材育成・データ統合・外部発信を軸に、AIを“業務効率化の道具”ではなく“人の価値を拡張する仕組み”として位置付け、活動しています。互いに学び合う文化をAIで洗練し、顧客価値へとつなげる「働きがい第二章」を目指しながら、時間削減と価値創出を両立する“AIと人の共創モデル”を体現する取り組みです。
■講演ポイント
- 文化×AIで“働きがい第二章”へ:社員同士の高め合う文化を、AIとデータによって外向きの価値創出へ拡張し、全員がAIを活用して業務を再設計することで顧客価値に集中できる組織を目指す。
- 17万時間削減に向けた全社的AI活用:共創型フレームワーク、人材育成、統合データ基盤、外部連携の4本柱で全社的にAI活用を推進し、削減した時間を提案品質や顧客理解の向上へ再投資する方針が明確。
- AI-Augmented Leaderという新しい働き方像:AIを“第2の脳”として活用し、リーダーは文脈理解・判断・共感に集中することで、AIと人の掛け合わせによる非連続な成果を生む“オーケストレーター型”のリーダー像を提示。
株式会社リベルタス・アドバイザリー ― 「使わざるを得ない」環境設計でAI定着を加速

野口氏は日本の生成AI活用は導入率が上向く一方、日常利用の定着にギャップ があるというファクトから議論をスタート。課題の多くは 「人と戦略」 に起因し、リテラシー不足・人材不足がボトルネックであることを共有しました。
■ご講演のポイント
- 社員・BP(ビジネスパートナー)を増やさずにビジネスを拡大するため、「AIを使わざるを得ない」業務オペレーション を構築。問い合わせ対応、設計・開発、ナレッジ蓄積、情報収集・分析など 全社横断の接点 にAIを組み込む。
- 社内の様々なシステムを一つのAIプラットフォームに集約し、案件管理から人材マッチング、また案件管理や振り返りまでを連続化し、スキルと成果の可視化 を通じて定着を後押し。
「AI活用は“使う個人”を責めない。使わざるを得ない導線 を業務設計に埋め込む」──リベルタスの基本姿勢は、運用設計の勝利 が定着を生むという現場知見に満ちていました。
株式会社Anfini ~AI×ERPが描く新しい経営~

村木氏からはERPの各業務プロセスにAIを組み込み、業務効率化と意思決定精度の高度化を同時に実現するAI活用のロードマップが提示されました。AI活用領域を「Data Input/Process Execution/Insight/Decision & Governance/Strategic Simulation」の5分類で体系化し、どの領域から導入を進めるべきかという優先度と、期待される効果の全体像が示されました。
■ご講演のポイント
- 導入ロードマップとして①オペレーション自動化 → ②AIによる知能拡張 → ③次世代型の未来予測マネジメント、という3段階でAI活用領域を拡大
- データ入力の自動補完・整合チェック、作業におけるネクストアクションの自動提示、与信・値引の即時判断、為替や価格変更のシミュレーションなど、業務から意思決定までを横断的に統合。
「AI×ERPの本丸は“統合” にあり」──AnfiniではAIと業務プロセス、データ基盤、そして経営判断までを一つの設計思想で統合することで、企業全体の意思決定に係るスピードと質を高めるAI統合型経営の実現を目指しています。
株式会社 NTTデータ ― Smart AI Agent™ と Client Zero で“まず自分たちから変える”

小笠原氏からはAIが変える、NTTデータの業務変革最前線についてご講演いただきました。バックオフィス(特に経費精算・申請審査)を対象に、AIエージェント×RPA 等の組合せで 属人業務の自動化・高度化 を推進。まず自社で実装し、その知見を顧客へ展開する Client Zero の方針を強調しました。
■ご講演のポイント
- Smart AI Agent™ 構想:パーソナルエージェントが特化エージェント/デジタルワーカーを束ねて業務を遂行。知的生産の自動化 を段階的に実現。
- 申請・審査の自動化:証跡ファイルの妥当性確認など リスクの低い観点から完全代替 を進め、人のレビュー範囲を最適化。各業務で約30%の削減効果 を見込む試行も共有。
- RPA×GPTs 連携で Concur申請の審査支援 を高度化するユースケースを提示。
「自社実装 → 顧客展開」の順で説得力を高めるのがNTTデータ流。審査プロセス のような規則×例外の塊にAIを入れ、“人の判断”が本当に必要な箇所 にリソースを集中させる設計が印象的でした。
全体から見えた「提案の進化」3つの共通項
今回のセッションを通じて見えたのは、AI活用が単なる効率化にとどまらず、提案の質や組織としての提供価値を大きく変える転換点にあるということです。各社のアプローチは異なりながらも、提案力の進化に向けた3つの共通項が浮かび上がりました。
- “定着”を設計する:AIを使う人を増やすのではなく、使わざるを得ない導線を業務プロセスに埋め込む。
- “統合”で効果を引き出す:入力から統制・予測までを一気通貫で設計し、AIの効果を最大化する。
- “自社で証明する”:まず自社でAI活用を実装・検証し、その成果を顧客へ展開する“Client Zero”の姿勢。
今回ご登壇いただいた3社は、企業規模も事業領域も、さらには支援している顧客の業界も大きく異なります。だからこそ、シゴトナカマという共通の場で三者三様の視点や実践が共有されたことは、参加いただいたパートナー企業の皆さまにとっても大きな刺激となりました。結果として、イベント全体の満足度は 87% と非常に高い評価をいただくことができました。
まとめ:つながりから学ぶ、新しい共創のかたち
社内だけで議論を重ねるよりも、まずは外に目を向け、知見を持つ企業とゆるくつながり合うことで、新しい学びや気づきは大きく広がります。
-------シゴトナカマは、その一歩目として最適な場です。
AIに限らず、多様なテーマで情報交換やビジネスの芽を一緒に育てていくイベントを今後も企画していきます。もし少しでも興味をお持ちいただけたなら、ぜひコンカーのパートナーコミュニティに加わってください。皆さまと次の共創が生まれることを心から楽しみにしています。