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第1回 レポーティングサービスユーザーコミュニティイベント開催レポート

SAP Concur Japan |

2024年12月に記念すべき『第1回レポーティングサービスユーザーコミュニティイベント』を開催いたしました。当日は多くのお客様にご参加いただき改めて感謝申し上げます。特に、パネルディスカッション・ネットワーキングセッションは非常に好評で、多くのお客様同士の新しいつながりが生まれました。当日の模様をご紹介いたします! 

レポーティングサービスユーザーコミュニティ発足!の背景 

私たちSAP Concurレポーティングサービスは、経費データの可視化・分析をご支援するサービスとして日本では2017年にスタ―トいたしました。 

これまで、レポーティングサービスからの情報発信は、コミュニケーションサイトでの事例紹介やウェブセミナーなどオンラインがメインでしたが、直接顔を合わせてお客様と意見交換を行う機会の重要性を改めて感じ、記念すべき『第1回レポーティングサービスユーザーコミュニティイベント』を開催するに至りました。 

本イベントの一番の目的は、お客様同士のつながりを深めるためです。普段は、役職や職種は異なれど「経費データを分析・可視化して日常業務に役立てたい」という同じ目的の中で、直接交流いただくことで共通の課題や成功事例を共有し合い、一体感を持つことができると考えておりました。 

さらに、イベントを通じて「経費データの分析」に対してより理解を深めていただくために、レポーティングサービスのコンサルタントより最新情報のご紹介やテーマ別セッションを設けてより詳しくご説明いたしました。 

このようにして、ユーザーの皆様との絆を強化し、共に成長し続けるための一歩として、このイベントを無事開催できましたことに改めて感謝申し上げます。 
今回のイベントをスタートに、今後も継続的にユーザーコミュニティを育て、より良いサービスの提供に努めてまいります。 

レポーティングサービスユーザーの皆様が特に興味関心のある分析テーマとは…? 

当日開催しましたライブアンケートでは、「最近特に興味関心のあるテーマは?」というテーマで、差戻し・ワークフロー・交際費・承認レス…etcなど分析してみたいキーワードへ皆様に投票いただきました。 

当日アンケート

気になる結果は、なんと…第1位「差戻し」、第2位は同率で「入力レス」・「ユーザー操作(画面)」、そして第3位は同率で「経費既定」・「設定管理」という結果になりました。 

ひとつ目のセッション「SAP Concurデータ活用の最新トレンド情報」にて、弊社レポーティングサービス コンサルタントの後藤はアンケート結果に触れ、"差戻し"はコンカー導入歴に関わらず皆様からよくいただく常に”トレンド”のテーマである、とお伝えしました。 

また、差戻率の改善として有用なBIレポート(Business Intelligenceによる分析レポート)事例として「差戻コメント分析」、「月別差戻率」などを活用した改善が可能であることをご紹介いたしました。 

BI活用セッション:「承認レス×BI」と「運用改善×BI」 

続いて、テーマ別のBI活用のセッションが行われました。 
各セッションでは、具体的な事例をもとにBIレポートがどのように業務改善に活用可能かご紹介しました。 

はじめに、弊社レポーティングサービスコンサルタントの東川が「承認レス×BIで変える経費精算の未来」について講演しました。 

当日資料1

このセッションでは、承認レス導入と合わせて事後チェックとしてお役立ていただける具体的なBIレポートの事例が紹介されました。その他、「承認済経費一覧」や「規定外フラグあり経費一覧」など、日々の業務にて有効に活用いただけるような事例レポートを中心に、サンプルの実行結果画面と合わせてご紹介いたしました。 

続くセッションでは、レポーティングサービスマネージャーの萩野より「BIレポートで導くSAP Concurの運用改善ポイント」をテーマに講演しました。 

当日資料2

このセッションでは、データ分析を活用した業務改善の重要性についてご説明いたしました。 

特に、差戻率や法人カード利用率など、KPI設定を実施して目標達成へのプロセスにBIレポートを活用していく具体例が紹介されました。実務においてどのようにBIレポートを活用して業務を最適化できるかについて、具体的な方法をお伝えする機会となりました。 

パネルディスカッション:ユーザー企業様のリアルな事例から学ぶ!レポーティングサービス活用術 

本イベントの目玉であるパネルディスカッションコーナーでは、総合化学メーカーA社様、建設業B社様、 製造業C社様の3名のお客様にご登壇いただき、各社のSAP Concur×BI活用に関する経験と知見を共有いただきました。 

-経費精算における「差戻し」の課題 

各社が共通して課題と捉えていたのは、やはり経費精算における「差戻し」でした。具体的な部分は各社で差異があり、A社様は、会計知識の乏しい社員が多いため、差戻しが多発することをご指摘。B社様は、法人カードの利用率向上や差戻しの抑制が喫緊の課題であると強調されました。また、C社様は、比較的SAP Concur導入から間もない立場でのコメントとして、規程の複雑さが差戻しの主因であると指摘されました。 

-推しのレポート紹介 

さらに、各社の「推しのレポート」紹介も大いに盛り上がりました。A社様は同日同額の経費重複チェックが効果的と評価。また、B社様は交際費のチェックが視覚的に分かりやすいレポートであるとお褒めの言葉をいただきました。C社様は、多様な連携サービスを利用する中で、二重申請防止の重要性を強調しました。法人カード活用等、便利なサービスの中で不正な経費申請を見抜くこともBIレポートの重要な役割の一つです。各社、ガバナンス強化やコスト最適化の観点でBIレポートをご活用いただいている様子がうかがえました。 

-今後の取り組んでみたい分析テーマ 

最後に、今後取り組みたい分析テーマに関してお聞きしました。A社様は、交際費管理に注力し、四半期ごとのバースティング(データ分割)配信を検討中とのこと。また、B社様は、コーポレートカードの利用推進およびレポート数削減のための現状分析を進めていくご予定とコメントいただきました。そして、C社様は、BIレポートのさらなる活用と新たな観点の分析を進めていくご意向を示されました。 

今回のディスカッションは、各社が直面する課題とその解決策に対して、業務の中でどのようにBIレポートを活用しているのかお伺いする貴重な場となり、ご参加のお客様方においても多くの学びを得ることができたのではないでしょうか。 

まとめ:イベント開催の御礼 

ご参加いただいた皆様、パネルディスカッションへのご登壇にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました! 

初の試みのため至らない点も多くあったかと思いますが、年末のお忙しい時期にも関わらずお集まりいただき、運営一同とても嬉しく思っております。 なにより、ご参加の皆様方がネットワーキングパーティーの時間いっぱい和気あいあいと他社の皆様と積極的にコミュニケーションを取られていたこと、開催して良かったと感じた瞬間でした。 

引き続き、各社様がBIレポートをより活用できるようサポートさせていただき、今後もお客様同士の交流の場をご提供できればと考えております。 

次回、第2回でお会いしましょう! 

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営業として入社1年目にして、年度の目標を早々に達成したという井上直紀(いのうえなおき)。お客さまに役立つプランを考え抜き、わかりやすく伝えるために、資料の一行から会話の一言一句までを徹底的にこだわるという姿勢には、熱意あふれる営業スピリットが感じられます。
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