わたしたちについて
生成AIによる業務変革プロジェクトの最前線〜現場リーダー達を支えるコンカーの文化〜
生成AIを活用した業務変革を全社で推進する、通称「xAI(カケアイ)」プロジェクトが始動し、前号のブログでは統括リーダーの遠藤にプロジェクトの概要や文化醸成を聞きました。本号では実際に各分科会(社内イベント、グローバル連携・開発、外部発信・アライアンス)をリードする3名のメンバーにインタビューを実施しました。全社規模の取り組みをリードする現場の声を通じて、それぞれのリーダーを支えるコンカーの文化をお届けします。
インタビュー対象者:
小川 裕史(おがわ ゆうじ) – 社内イベント分科会
テクニカルサポート所属の入社2年目、xAIの前進となる活動に昨年から従事。SAPが長年推進しているDesign Thinking Coach Camp(通称DCC)を修了した経験から楽しみながら参加できる活用促進イベントを多く企画。
高安 愛生子(たかやす あさこ) -グローバル連携・開発分科会
データサービス所属の入社2年目、xAIの前身となる活動に昨年から従事。前職の外資系企業でのシステム導入の経験からグローバル拠点との生成AIアプリケーションの開発やコンカージャパンへの導入をリード。
安武 佳音(やすたけ かのん)- 外部発信・アライアンス分科会
デジタルエコシステム所属の新卒入社4年目。マーケティング部でインサイドセールスに従事したのち、2025年にデジタルエコシステム部へ異動。これらの経験を活かしコンカージャパンにおける生成AI取り組みの外部発信を支える。今年7月にはパートナー企業と連携した全社イベントを企画・開催。
仲間とともに生成AIという新しい時代の流れを全社に波及させたかった
xAIプロジェクトに参加したきっかけは何ですか?
小川: AIという時代の流れについていきたいという想いがあり、コンカーらしさを追求しながらも、時代に遅れないような新しいことに挑戦したいと考え、昨年、xAIの前身となるプロジェクトへの参加に手を挙げました。全社的なワークショップを開くことができ手応えを感じる一方で、考えることの一歩先である「実際に使ってみる」という部分でまだまだできることがあるなと今年も参加しました。
高安: 部門横断の情報共有会でAIプロダクトの話を聞き、業務効率化の可能性に強く惹かれたのがきっかけでした。昨年は他社との情報交換を通じて事例を収集、展開する活動をしていましたが、今年は伺った事例を元に生成AIのメインのユースケースであるナレッジ共有に関連するアプリケーションを開発し、社内を効率化したいという想いで参加しました。
安武: 昨年2024年からプライベートで生成AIに触れていく中で効果を大きく感じ、個人的に生成AI活用を部内に広める活動をしていました。続けていくうちに一人ではなく仲間とともに部門を越えて活動したいと思うようになった中で、にxAIの参加募集を目にしました。また未経験ではありましたが、関心のあったパートナーアライアンスにも挑戦したいという気持ちも強く大きなチャンスだと思いました。

「働きがい」、「フィードバックし合う文化」というコンカーの文化が大きな成長に
全社規模で行うプロジェクトですが、どのようなやりがいや成長を感じますか?
小川: 一番感じるのは「やりたいことをやらせてくれる」環境があることですね。思いついたアイデアを実行できることに加え、プロジェクトの関係者以外の方も嫌な顔を全くせず相談に乗ってくれ、フィードバックがもらえるので非常に感謝しています。
高安: 小川さんと同じような感覚です。特に他部門のマネージャーにも気軽に相談できるのが大きいです。私は分科会で海外の方と開発を進めていますが、日本と同じくらい皆さん気さくに教えてくれるのでとてもプロジェクトが進めやすいですし、刺激をたくさん受けています。
安武: xAIに参加してから、自分の部門の中で今まで生成AIを使ったことがない人も使うようになりました。また部署全体で効率化を行うなど、xAIの効果だなと感じる場面もあり嬉しかったです。お二人もおっしゃっていますが、直接関与していないマネージャーもxAI関連のイベントを社内周知してくれるなど、積極的なサポートもしてもらっています。

メイン業務とのバランスが一番の課題
今度は少しネガティブな部分ですが、難しいと感じた場面や今抱えている課題はありますか?
小川:本業もある中でxAIプロジェクトにどこまで力を入れるかは悩むことがあります。本業が忙しいときだと尚更ですね。
高安: 私の部門では20%本業外に活用していいというルールがありますが、それでも本業とのリソースバランスは常に課題ですね。
安武: 私も本業とのバランスには悩むことがあります。プロジェクトのメンバーに振りにくい仕事とかがあるとどうしても抱えてしまいます。
本業外のプロジェクト推進にはありがちですよね。そういった悩みとどのように付き合っていますか?
小川:企画したイベントや勉強会に対してポジティブなフィードバックをくれる人が毎回誰かしらいるので、そういった方々にモチベーションをもらっています。通常業務に関してはやはりマネージャーや同僚に助けてもらっている面が大きいので、その分還元していきたいと思って活動をしています。
高安: 確かに大変なのですが、本当に苦しいと思ったときはマネージャーに相談すれば話を聞いてくれ、調整もできると信じているので精神的には楽でした。
安武: 私も同じです。日頃より周りからサポートいただいていると感じているので、大変ではありつつもxAIプロジェクトにも力をいれることができています。

AIが進化し続ける時代に合ったリーダーシップとスピード感
最後に今後どのように活動していきたいか教えてください
高安: リーダーシップを強くもっていきたいです。どうしても他の方の意見を優先してしまいますが、「自分はAIでこうしたい」と自信をもって発することでリードしていきたいです。
安武: スピード感も大切にしていきたいです。関与してくださる方が多くなればなるほど、意思決定に時間がかかってしまいますが、速さと質を欲張っていきたいです。
小川:進化のスピードに遅れないよう色々なイベントやワークショップを企画して、もっとAIの面白さやすごさを知ってもらい、活用の輪を広げていきたいです。
最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます。今回ブログ記事の作成をしましたxAIメンバーの佐藤と申します。インタビューを通して「働きがい」「フィードバックし合う文化」が実際に現場で挑戦するメンバーの原動力になっていることが伝わってきました。社歴の浅いメンバーでも全社規模の取り組みをリードでき、上司や同僚からのサポートを受けながら成長できる環境がある一方で、本業とのバランスなど現実的な課題も率直に語ってくれました。悩みながらも周囲と協力しあい奮闘する様子が皆様の参考になれば幸いです。
なお、今回のブログではご紹介しきれなかった取り組みも多数ございます。
もしご関心をお持ちいただけましたら、ぜひコンカーまでお気軽にお問い合わせください。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
