世界23マーケットにおける「出張」に関する国際比較調査 コロナ禍における「出張」のニューノーマルとは?

SAP Concur Japan |

今後の出張について日本は心配の声が多数も、他国からは「楽しみ」との声も

出張・経費管理クラウドのリーダーである株式会社コンカー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三村真宗)は、「年に3回以上出張に行く」と回答した世界の23マーケットの4,850名を対象に「出張」について国際比較調査を実施しました。各国のデータを比較することで、各マーケットにおけるwithコロナ時代の出張への考え方が明らかになりました。

 

出張における“ニューノーマル”とは?マスクの着用、消毒用アルコールなど

「出張における“ニューノーマル”になりそうなものは何ですか?」という質問をしたところ、マスクの着用、体温測定、ソーシャルディスタンスなどが挙げられました。

日本、海外問わず、新型コロナウイルスの影響下で日常となった習慣がそのまま「出張におけるニューノーマル」として定着していくと考えている人が多いことが分かります。

次の出張は「心配」。日本人は不安を感じる人が多数も、他国からは「楽しみだ」との声も

「次に出張に行くとしたらどのような感情になりますか?」と質問したところ、世界では「楽しみだ(32%)」という回答が約1/3を占めるなど、ポジティブな反応が上位にみられました。

一方、日本は「楽しみだ」と回答した人は17%に対し、「心配だ(41%)」「不安を感じる(38%)」と答えた人が多く、まだまだ不安な気持ちが根強いことがうかがえます。

具体的に「出張が再開した際、一番不安に感じることは何ですか?」という質問に対しては「自分が体調不良になること(60%)」「家族にうつしてしまうこと(56%)」「周囲の人が感染しているかどうか分からないこと(47%)」など、自分の感染はもちろん、周りの人への感染拡大を懸念する声が多くみられました。

日本はやっぱり真面目!?コロナ禍でも気になるのは「自分の安全」よりも「ビジネス」

「出張に行くとき、あなたにとって一番重要だと思うことは何ですか?」という質問に対し、世界平均では「自分の身の安全と健康(38%)」が1位でしたが、日本では「出張の目的が果たされること(32%)」が1位となりました。昨年も同様に「出張の目的が果たされること(43%)」が1位となった日本ですが、新型コロナウイルス流行下でも「出張の目的が果たされること」が「自分の身の安全と健康(28%)」と並んで大事だと考える日本人の生真面目さが伺えます

リモートワーク浸透も、世界的に「出張はビジネスにおいて重要な役割を果たしている」

「出張がなくなったことで、企業にネガティブなインパクトがあると思いますか?」という質問をしたところ、世界平均で92%の人が「あると思う」と回答しました。

日本だけでなく世界的にリモートワークが進んでいますが、ビジネスにおいて「出張」はやはり重要な役割を果たしていることが分かります。

【アンケート概要】
サンプル数:4,850名 調査対象:年に3回以上出張に行くと回答した人
調査期間:2020年6月9日~10日 調査方法:インターネットリサーチ
対象:23マーケット(アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア+ニュージーランド、シンガポール+マレーシア、中国、香港、台湾、日本、インド、韓国、イタリア、スペイン、UAE、ベルギー+オランダ+ルクセンブルク、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)