テックプロジェクトサービス株式会社
SAP Concurを採用した理由
- 徹底的なペーパーレス化・業務効率化
- 承認レスの実現
- ベストプラクティス活用による運用全体の見直しが可能なノウハウ、体制
テックプロジェクトサービス株式会社(以下、テックプロジェクトサービス)は、1987年の設立以降、電気集塵装置を中心とした環境関連装置のEPC、及び国内小工事・建築設備から事業を開始し、現在ではプラント事業、医薬・ファイン事業、保全事業、環境設備事業の4事業を事業領域の主軸としています。同社は、人員不足に対する課題解決としてDXによる生産性向上を進めていますが、間接費管理の領域においては、システムの手入力や人依存のチェック業務など、アナログ業務が残っていました。このような状況を打破し、DXを加速させて従業員が本業に集中できる環境を整えるため、SAP Concurを採用されました。
DXによる業務改革が進む中、経費領域の課題が浮き彫りに
近年、DX推進による業務改革に積極的に取り組んでいるテックプロジェクトサービスは、2022年にConcur Invoice(請求書管理クラウド)を導入し、一定の満足感を得ていました。一方、経費精算業務に関してはSAP Concurではない経費精算システムを利用されており、一部紙の運用が残ったままである、申請時の入力ミスの発生や煩雑な目検チェックが発生しているなど、人的作業を前提としたガバナンス・不正の統制にも限界がある状態でした。
そのような状況の中、SAP Concur主催の大規模イベント「SAP Concur Fusion Exchange」に参加したことをきっかけに、SAP Concurであれば課題解決ができるのではないかと考え、経理部内で検討を開始しました。
他社システムからSAP Concurの乗り換えを決定!ペーパーレス化を徹底し、世間標準に合わせた運用へ
現行システムとも比較した結果、テックプロジェクトサービスは、手入力による精算業務や人依存のチェックをなくし、従業員の本業集中と承認レスを前提とした社会的なスタンダードを目指すために、SAP Concurを選択しました。
SAP Concurの採用の主な理由は、以下の4つです。
- データ連携の活用
- 申請作業の効率化による、本業集中が可能な環境整備
- 複雑な規程の見直し、デファクトスタンダードへの適応
- 人依存のチェック業務から脱却し、システムチェックやBPO活用による「承認レス」の取り入れ
承認レスの範囲を広げつつ、従業員の体験価値向上を目指す
テックプロジェクトサービスは、SAP Concur製品の活用により、従業員が本業に集中できる環境や価値体験の向上につなげられると考えています。さらに、経費システムによる一元管理が容易になることを活かし、ガバナンス強化と承認レス推進を両立していきます。
今後の展望としては、まず近距離の交通費から承認レスを目指し、徐々にキャッシュレス比率を上げるなどすることで、承認レス範囲を増やしていく予定です。