経費分析とは?会社の利益を増やす「攻めの経理」になる3つのポイント

どの企業においても欠かせない経理部門。経理担当者の仕事というと、どのようなイメージをお持ちですか?単純作業やルーティンワークが多そう!と思いがちかもしれませんが、いま世の中では経理を単純業務から解放し、データを活用した改善立案やアクション・実行にシフトする「攻めの経理」を求める声が高まっています。

攻めの経理とは?

コンカーが発行した「2019年版ファイナンス組織におけるデジタルトランスフォーメーション調査」によると、
これからのファイナンス組織の人材、組織作りに求められることとして、多くの企業が「人材の多様性~ビジネス経験や経理財務データと意思決定をリンクできる人材など」を挙げ、2番目として「ビジネスを支援するファイナンス組織の設置」=FP&A:Financial Planning & Analysis 機能の設置を約4割の企業が挙げた。“ と記載されています。


多くの企業で、経理財務データ分析をもとに意思決定を行いビジネスに活かすこと=「攻めの経理」人材が求められているのです。

 

データ分析で経理部門も利益に貢献できる

企業にとって最も重要なビジネス成長のファクターは、利益の増加です。経理財務データ分析をもとに意思決定を行いビジネスに活かすことで、経理部門も利益の増加に貢献する“プロフィットセンター”のような働きを行うことができるのです。まさに「攻めの経理」ですね!

その方法が、「経費の適正化」です。

「経費の適正化」と言っても経費削減を一律社内に指示することだけではありません。経理担当者の方々は普段から従業員の経費利用を管理する立場にあるので、従業員の不適切な経費利用がないかをチェックしたり、規程の見直しを検討したりして、正しい経費利用を促すことができます。また、経費精算の仕組みそのものを効率化していくことで、従業員の本業の生産性を上げ、結果として企業の競争力強化につなげることもできるでしょう。

経費領域における「攻めの経理」を実現するポイントは3つです。

1.業務の効率化
2.適切な粒度のデータ蓄積
3.データを活用したPDCA

 

ポイント1:業務の効率化

「攻めの経理」にシフトするには、これまでの経理業務を見直し、減らしていくことが必要です。経費領域での業務見直しは、経費精算や請求書処理などの入力・チェック業務をシステムや外部に任せることも検討すると良いでしょう。近年では多くの企業がそういった単純作業の自動化を実現しています。

また、毎回様々なところからデータをかき集め、時間をかけて手作業で加工して……という属人的な作業では、データを集計すること自体が目的化してしまい本末転倒です。データの集計業務も効率化し、スムーズに可視化できる仕組みづくりをおすすめします。

 

ポイント2:適切な粒度のデータ蓄積

財務諸表では、その時点での会社の経営状況が分かります。特に損益計算書では各費用の内容が分かりますが、その詳細な内訳や費用発生・増加の原因を追究することは難しいと思います。例えば、接待交際費が急増していることが判明したとき、その原因は即座に分かりますか?会社全体で増えたのか、とある組織で急増したのか、なぜその組織では高額なのか、どの取引先にどれだけ接待しているのか…。いつでもすぐに詳細を追えるようになっていれば、精度の高い仮説とそれに基づいた適切な改善アクションを取ることができます。経費に関する詳細なデータを継続的に蓄積しておける環境が重要です。

 

ポイント3:データを活用したPDCA

何かを検討したり判断したりするとき、過去の経験や感覚も重要ですが、データドリブンで考えることがとても有効です。経理部門はデータの宝庫。経費精算業務をシステム化することで、「経費の適正化」に向けて経費分析ができます。先ほどもお話したとおり、“データを使う“ことが目的ではありません。ビジネスの成長・課題解決・業務改善など、本来の目的があってこそのデータ活用です。改善活動を行っていく中でのヒント探しや、効果測定として分析をしていきましょう。

 

まとめ:「経費の適正化」から、「攻めの経理」を目指そう!

経理業務を効率化し、適切なデータが溜めれば、経理部門でもビジネスの成長や改善に積極的に寄与する“プロフィットセンター”となることができます。経理部門が利益増のためにできることは様々ありますが、経費領域は比較的短期な改善がしやすい分野。「攻めの経理」に取り組む第一歩として、「経費の適正化」をまず始めてみてはいかがでしょうか?

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