経費精算時間の売上貢献価値シミュレーター

Yosuke Noda |

わたしたちは知っています。
成長企業や中堅・中小企業にとって、営業リソースは貴重であると。

営業が経費精算を行う時間でどれだけ売上を作れた可能性があるのか、その時間にどれだけの価値があるのか、考えてみませんか?営業職の方は、以下のフォームに数字を入れてみてください。経費精算業務を担当する経理担当の方は、誰か営業をつかまえて聞き出し、入れてみてください。

あなたの会社が、経費精算時間をお客様のために使っていたら生み出せたかもしれない売上貢献価値をシミュレーションし、ざっくり知ることができます。

営業一人が1カ月で経費精算にかける概算時間: 時間
営業一人が1日にお客様訪問に使う時間の割合: % 
営業一人当たりの年間概算売上目標: 円 
貴社の外勤営業の人数: 人 

 

あなたの会社の経費精算時間が持つ年間の潜在売上貢献価値: 0円

* 厚生労働省の平均残業時間を加味した1日の労働時間8.5時間
** 土日祝日と有休を勘案した営業日数230日と想定
*** 営業全員が同等と想定

どのような結果が算出されたでしょうか?

例えば、上の入力フォームの元の数字から「営業一人が1カ月で経費精算にかける概算時間」を0時間から2時間に変えると、年間の潜在売上貢献価値は6,000万円を超えます。このような会社のケースですと、経費精算時間を8割削減しお客様訪問に当てることができたら、1人営業を雇う(=売上5,000万円)のと同等の可能性があります。

もちろん、この計算は簡易シミュレーションにすぎません。しかし、営業の時間の貴重さ、得られなかった時間価値を改めて考えてみることができます。

 

クラウドとスマホで経費精算の作業時間を半減、規制緩和対応で83%の時間削減

経費精算全体を作業時間に分解すると、平均で経費支出情報の入力作業(15.5分)、電車の利用区間の運賃確認(10.8分)、予定表との突合(10.3分)、領収書の糊付け作業(11.5分)となります。我々の試算では入力作業、運賃確認、予定表との突合については、コーポレートカードや交通系ICカード(Suica、PASMOなど)と経費精算クラウドを組み合わせることで半減が可能です。さらにスマホによる領収書電子化を認める電子帳簿保存法の規制緩和へ対応を進めることで、全体では83%の時間を削減できます。

もしあなたが営業職で、現状の経費精算のやり方に不満を持っていたら、このページと結果を経営者や経理部門に伝えてみませんか?
もしあなたが経理部門で経費精算業務を担当していたら、ぜひ私どもにご相談ください。

 

たかが経費精算、されど経費精算。

会社にとって何の価値も生まない時間を削減することに、どれだけの可能性があるか感じてもらえたでしょうか?価値を生まないどころか、社員を後ろ向きな気持ちにさせていた面倒な作業から解放する価値も計り知れません。

コンカーでは、2016年に電子帳簿保存法の規制緩和を促進させる過程で、サラリーマンの経費精算の実態調査を行い、発表しました。その結果などを元に経費精算時間の削減余地を試算したのが上のグラフです。本調査では、他にも様々な実態が浮かび上がりました。その実態をグラフィカルに簡潔に調査レポート(無料)にまとめています。ぜひダウンロードしてご覧ください。

 

ダウンロード調査資料:「日本のサラリーマンと『経費精算』の関係」の主な内容

  • 一人のサラリーマンが1カ月あたりに精算する領収書の平均枚数○○枚
  • 経費精算額の平均は○○円/月
  • 一人のサラリーマンが1カ月あたりに経費精算にかける平均時間○○分
    (月額30万円以上の精算をする人は月○○分)
  • 一人のサラリーマンが一生で経費精算に要する平均日数○○日
    (月額10万円以上の精算をする人は○○日)
  • 一人のサラリーマンが領収書の「のり付け」に要する平均日数○○日
    (月額10万円以上の精算をする人は○○日)
  • 一人のサラリーマンが経費精算に使っている労力を人件費に換算すると○○万円/生涯
    (月額10万円以上の精算をする人の場合は○○万円となる)
  • サラリーマン全体のうち毎月の経費精算額の割合は5万円以内/月が○○%
  • サラリーマンが経費精算を自分で行っている割合は○○%
  • 「経費精算は面倒」と思っているサラリーマンの割合は○○%
  • サラリーマンが経費精算で面倒なことは何か
  • 従業員1000人の企業の経費精算コストは年間○○万円→○万円へ

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