バックオフィス・ヒーローズを SAP Concur が立ち上げる理由

Yosuke Noda |

今月、 コンカーでは、Back Office Heroes という社長の期待に応える管理部門リーダーのための情報メディアを始めました。
こちらで編集長を務めます野田です。

今日はなぜ、事業会社である SAP Concur が新メディアを立ち上げるかについて、お伝えしたいと思います。

そもそもコンカーは何の会社?

「間接費改革」の旗手として、SAP Concur は従業員経費、ベンダー経費、出張費の課題を解決するクラウドサービスを提供しています。間接費のコスト削減はもちろんのこと、業務効率化や経費管理・分析力の強化をお手伝いしています。

この「間接費改革」をテーマに事業を展開し始めてから、早4年が経過しました。当初は、限られた経営資源を大手企業向けに集中させていきました。おかげさまで SAP Concur は順調に成長し、2017年からようやく中堅・中小企業向けビジネスの本格展開を進めています。昨年の契約社数ベースで、すでに中堅・中小企業が大手企業より多いという実績を残しています。

なぜ、メディアを始めるのか?

わたしは、この中堅中小企業向けビジネスの立ち上げに2016年、マーケターとして参画しました。そんな中で、事例取材、イベント、ソーシャルメディアなどを通じて色々な方の声を聞いたり、メディアで情報に触れる中で感じたことが大きく4つあります。

1. 我が国の99.7%を占める中小企業の中でも、世の中の潮流やテクノロジーを理解し自分の会社を良くしたいというオープンマインドな経営者や管理部門のイノベーターを中心に、SAP Concur は選ばれている

2. 働き方改革という国を挙げてのアジェンダ、RPAやAIの台頭により、ムダな間接業務を改革する機運がこれまでにないほど高まっている

3. バックオフィス部門が担う役割は変化し、リーダーシップを発揮する仕事のウェイトが高まっている

4. 課題は尽きないにもかかわらず、他社の同じような立場の人の話を聞く機会は希少である

バックオフィス部門を率いるリーダーにとって、このような大転換期にもかかわらず、彼らにとってこの手の情報は手に入りにくいようでした。また、大手ビジネスメディアで語られるケーススタディは、経営者、営業やマーケティング、あるいは開発者や商品企画の話が多く、バックオフィスは稀です。

経理、財務、総務、人事などバックオフィスそれぞれの職務について理解を深める有益なメディアはありますが、バックオフィスのリーダーに焦点を当てた文脈で展開されているメディアは見つけられませんでした。

「だったら、我々が始めよう!」というのが、この Back Office Heroes です。コンセプトは、社長の期待に応える管理部門リーダーのための情報メディアとしました。バックオフィスで奮闘されているイノベーターの思いを知り、思いに応えられるなら、SAP Concur と直接関係ない記事も作っていきます。

情報交換や交流の場も

また、バックオフィスのリーダーの皆さまが情報交換や交流を深められる場も作っていきます。先日、ほぼ日のCFO篠田氏、メルカリのCFO長澤氏をお迎えし、初回のミートアップを開催させていただきました(近日、イベントレポートを公開予定)。来たる 2018年5月16日(水)には第二回目となるミートアップ「働きがいのある会社の作り方」をテーマに 2018年 働きがいのある会社ランキング トップ企業の皆様を迎え、読者の皆様とディスカッションを深める予定です。ご興味がある方はぜひお申し込みください。

 

第2回バックオフィスヒーローズミートアップ